運勢に勝つ!ということ

沿道埋めた10万8千人、羽生結弦凱旋パレード
先週、フィギュアスケートの羽生結弦選手の金メダルパレードが行われました。🏆

連続金メダルもすごいんですが、実は

男子フィギュア五輪連覇金メダリストは全員ループジャンプの開拓者(認定者)

という、未来永劫歴史に残る偉業を続行させてしまった人です。この謎の法則は彼の双肩にかかっておりました。なお、前の3ループ開拓者のディック・バトンは年をとっても活躍し今もご健在!

羽生選手はノービスの頃から知ってて、ジュニアの時には完全に応援体制になってました。そのため、ジュニアの頃から試合でのホロスコープを見てきています。そうすると、彼がいかに運勢に勝ってきたのがわかります。

念のため、12時でホロスコープを出しておきます。(時間は夜だとトロントが絶好の活躍場所になります)

1994年12月7日


はい、ハードですね。

男性はスポーツに限らずハード配置の人のほうが活躍する傾向にあるように思います。男子フィギュアスケート選手の場合、活躍する選手にはこのようなTスクエアやオポジションの配置を持ってる人が多いですね。女子選手もグランドトラインがいっぱいのような選手は運は良いですが、いざという時に弱いように思います。


毎回必ず転ぶ選手だった

上記のようなホロスコープのこともあってか、ハード配置にはまるたび、試合で転んでました。ハードの多い人は年齢が若いときはミスが多かったり悔しい思いをたくさんします。若いときほど運勢に振り回されるからです。

最近マスコミのせいか、ジャンプの選手と勘違いされてるようですが、4回転ジャンプを罰則のように厳しい点をつけてた時代に世界一になってる選手なので、実は表現力豊かな芸術タイプです。毎回試合で転んでいましたが、滑らかな表現と滑りでそこそこの位置にいました。ですが、こんなに転んでたら五輪で金メダルなんて無理だね、と馬鹿にする人が多かったです。

若いのもあったと思うのですが、転んでもにこにこしてましたし、周りから勧められても海外のコーチなんかには絶対つかないと言い張る、日本ラブ仙台ラブの少年。日本にいて、仙台から金メダルを取るとかよく言ってたような?


311の地震

そんな時、東北を大地震が襲いました。彼は卯の時にショックに見舞われるようですが、卯年。推定時間だとソーラーリターンで冥王星がDCに乗ってます。大好きな仙台で練習ができなくなりやむなく海外へ。そこから大躍進が始まります。一番はやはりキャラが変わったというか精神面の成長でしょう。翌シーズンの運勢が非常によかったのもありますが、どんどん結果を出し始めます。


運勢に勝ち始める

ホロスコープを見てると、17歳頃までは運で勝っていたのが、徐々に運がそれほど良くなくても勝つようになってきているのがわかりました。もちろん全体の運はそこそこよくないと無理なのですが、あれ?これで勝てるんだ?というのが増えていったのです。さすがに相当悪いときは無理でしたが、どう見ても運勢をねじ伏せてる!



あれ、大きな試合には魔物がいるとは言うが、これ魔物本人じゃね?(ケルベロスなのは特に意味はない)








実はトップ選手は大体同じように運に勝つようになります。ただ、羽生選手はこれが半端ない。悪運バクバク食べてるんじゃないの?というか。


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余談ですが、トップ選手とそうでない選手はホロスコープでの読み方も変えて見ています。また、優勝してても、この選手は運で勝ってるから実力は様子見かなとか、この選手は今運勢が悪いのにこの位置か、勝手なことを言って叩いてる人がいるが強い選手だな、要注目、という見方をしてます。

運勢のいい時にいい位置にいるのは当たり前で、悪い運勢の時にどの辺に踏みとどまっているかでその選手の本当のレベルが見えてくるからです。

また、トップ選手でもしばらく休養で離れてると普通の人に戻ってることが多かったりして、その場合は読み方を変えます。



運勢の底ラインをあげよう

とてもいい運勢というわけでもないのに勝てるということは、つまり、

運勢の底ラインが上がっている

ということです。トップになるとは、「運に勝つ」ようになるということ。


彼のホロスコープを見てきて、細かい運勢をどうこう気にするのが馬鹿らしくなりました。そんな暇があったらがむしゃらに努力しろと。そうすれば魔物にな…運勢に勝てるようになるかもしれない。

もちろん、大きな運勢の流れには逆らえません。運勢に振り回されやすいフリーという仕事柄(同業の人たちはそのせいか占いがわかる人が多いです)、運勢が悪いときにはいくらもがいてもどうしようもないのを何度も経験しています。

でも、その運勢が悪いときに備えて底ラインをあげていたらどうでしょう?少しはマシになるかもしれません。

羽生選手にはいろいろ教えられてる気がします。




(おまけ)
ソチ五輪前の夏にはすでに金メダル予想確定してました。良くない人が多い中、彼が一番マシな運勢だったし喜んでたから。これを某所で言うと、当時散々馬鹿にされました。10代でとる人なんかいないわ、どうせ転ぶとかなんとか。そして同じ時に、そこで金をとったら次も金はいけるが(2度目なので)満身創痍になってそうなのが心配だよねとも言ってました。さすがに出るかわからないギリギリまで満身創痍とは思ってませんでしたが。推定時間でのホロスコープでは、平昌五輪で非常に満足してるようですね。おめでとうございました。